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印象力をアップするコミュニケーション理論をお伝えします。

あなたの生き方が表情に表れる!

「生き方が表情に表れる」という言葉は、みなさんも何度か耳にしたことがあると思います。若い時期はその言葉はピンときませんし、想像ができません。年齢と共に社会経験を重ね、年齢や価値観の違う様々な方とお会いする・ビジネスする機会が増えていく中で、その言葉を理解できるようになっていくはずです。

 私は今から約16年前、介護士として働いている先輩からの言葉が印象的でした。「仕事を通じて【ご年配の方】と接する際に穏やかな表情の方、いつも険しい表情の方、不安そうな表情の方、目から感じるエネルギーのようなものなど・・・接している方から感じるものが違う!」という事に気づき意識して会話しその方のこれまでの経験のお話を聴きながら、観察していると【使っている言葉】(口癖)が違う!人と接するときの態度が違う!と感じ始め、【介護職】の仕事を通して【生き方】って、とても大事なことを気付かされた!という話を聞いたことが私の中で更に【意識】をして、人と携わっていこう!【私自身もどのような生き方】をしたいか?と考えるキッカケにもなりました。

「なぜ?生き方が表情に表れるのか?」ということを専門分野である「印象とコミュニケーション」のこれまでの学びと経験から解説していきます!

なぜ?表情に表れるのか?

一言で表現すると「感情」が「表」に出るからです!

私たちは、喜怒哀楽という感情を抱きますね。それらの感情が一つ一つ別々で感じることできるときはわかりやすいです!

 いま、わたしは「喜んでいる!」「怒っている」「悲(哀)しんでいる」「楽しい」など、ほかには嫉妬という感情もありますし、悔しいなど喜怒哀楽の他の感情も色々あります。これらの様々な感情が入り乱れたとき、私たちは上手く言葉で表現できず「なんだか・・・複雑な気持ち」という言葉を使うのです。

ボディランゲージ講座でお伝えしている「万国共通の7つの表情」

  1. 幸福 
  2. 怒り
  3. 悲しみ
  4. 驚き
  5. 恐怖 
  6. 軽蔑
  7. 嫌悪

「万国共通の7つの表情」から2つご紹介しましょう。

1.幸福の表情の特徴は、みなさんもよくわかるように「目じりが下がり目じりにはカラスの足跡のような笑いジわがでて、左右の口角が上がります。」

2.怒りの表情の特徴は「眉頭と目に力が入り、同時に上唇とした唇を力強く閉じる感じで力が入ります。」

ほか、5つの表情についても「万国共通の表情筋の動き」の特徴があります。(今回は割愛します)

では、こちらの男性の写真赤丸で囲んでいる表情からどのような感情を抱いていると想像しますか?

【怒り】と【嫌悪】の特徴が表情に表れています。

「怒り」では眉頭が中央に寄り力が入り、口元にも力が入っていることが写真からでもわかりますね。
「嫌悪」の表情と特徴は、小鼻に注目!です。小鼻が上に持ち上がってほうれい線が縦長にくっきりと出ていますね。こちらが「嫌悪」の表情なのです。

先ほどお伝えしたように私たちは、1つだけの感情を感じるだけでなく、同時にいろいろな感情が同時に起こることもよくあるのです。

表情の研究は270年前以上前から続いている

「第一印象と科学」という書籍より「人生は顔に痕跡を残す」というテーマを読み進めていくと、紀元前アリストテレス作とされる※1「観相学」から始まりその後、※2「診断学」そして、今から約270年以上前の1746年に「ロンドン王立学会2回目の講義」で、イギリス人医師のジェイムズ・パーソンズが「顔面筋」というテーマで3つの洞察を発表していたのです。

【補足※1.2】
 ※1「観相学」は、「人間の能力と性向のサインに関する知識」であり、「人間とはどのようなものであるかを全般的に示す」ものだった。
 ※2「診断学」は、「情熱のサインに関する知識」である「特定の瞬間にどのようになるのか?」を示すものだとみなしていた。

パーソンズが学会で取り上げた「顔面筋」では、3つの洞察について発表

医師であるジェイムズ・パーソンズ氏は、
「顎や鼻が長いものは良い性格の持ち主であるかもしれないし(観相学ではそのように表現)、悪い性格の持ち主であるかもしれない・・・最も均整の取れた顔の持ち主は、快活気質の持ち主であるかもしれないし、憂鬱な気質の持ち主であるかもしれない、あらゆるタイプの顔のおいて、その時に生じている「心の情熱(状態)を表現できる唯一のものは「筋肉の変化」である」と考えた。

【3つの洞察とは?】

  1. あらゆる顔においてその時に生じていた心の情熱を表現できる唯一のものは筋肉の変化であった(パーソンズの考えは、19世になって広く受け入れられていくことになる。生物学者のチャールズダーウィン(1809年生まれ)は「文化・人種を問わず、赤ちゃん、盲目の方も含めすべての人の顔に同じように表れる(万国共通の7つの表情)」と提唱、20世紀になると「感情を研究」する者たちに広く受け入れられるようになり、1979年代には心理学者のポール・エクマン/ウォーレス・フリーゼンが表情の研究を続けFACS(顔動作記述システム開発)を開発している。※現在でも様々な学者によって表情の研究は続いている。

  2. 「感情表出」には、機能的な「自己保存的価値」があると見抜いた
    ※「自己保存価値」とは、心理学用語:生物に備わっている本能。自己の生命を保存し発展させる価値
    ※「人は恐れを感じたときに、目と口が突然大きく開くことは恐怖の対象をよりよく近くして避けられるようにすると思われる」(のちにトロント大学の研究グループによってパーソンズ氏の仮説(洞察)が裏付けられた。

  3. 同じ感情を持続して表出すると、それが顔に刷り込まれる(表情に痕跡を残す)
    心理学者によって行われたある実験でも「洞察3」が裏付けられています。

    【裏付けられた実験とは】
    平均70代の年配の方に「怒りや罪悪感といった特定の感情をどれほど頻繁に抱くか」尋ねたあとに写真を撮る。また様々な感情や中立の表情の写真も撮り、70代年配の方を知らない観察者の人たちに表情の写真を見せた。
    表情の写真を見ていく中で、ある女性の方に対して、中立の表情にでさえ、「怒っている表情」という印象を感じたのである。その後、70代年配の方の人生を振り返った時に「よく怒りの感情」を抱いていたということがわかり、「悲しみの表情」として認識された年配の方は「よく悲しみを経験してきた」と申告していたのである。

    このことから医師であるジェイムズ・パーソンズ氏の「同じ感情を持続して表出するとそれが顔に刷り込まれる」ことの裏付けに繋がるのではないでしょうか?

~「印象」は、相手の顔に表れる一時的な状態に影響を受ける そして、おそらく長年に渡って頻繁に表る同じ状況が作る表情は、人の顔に刻み込まれる可能性がある~

【補足】※実は「観相学」を出版した「ラヴァター」は1741年生まれであるため、観相学が出版される数十年前の1746年にジェイムズパーソンズが学会で「顔面筋」のテーマで講義を行っていたのです。
※1746年のパーソンズの講義から250年以上経ってから心理学者たちは彼の仮説を裏付ける知見を得ていくのです。

このような経験ありませんか?

子育てをしてきた皆さん、このような経験ありませんか?
私の経験をよく講座でお伝えするのですが、2歳違いの長男と次男がまだ4歳・2歳の頃のエピソードです。彼らが、とてもとても暴れん坊将軍の時期でした。
大型スーパーなどのエントランスなどで、「戦いごっこ」のようなことをして、「人前で暴れていて、注意をしたい!」けれど・・・「怒鳴り散らすことは人前でやりたくない」(感情的になって子供たちを人前で平気で叱り飛ばす母親をみて、私がドキドキすることの経験があったので、やりたくないのです)ので、人にバレないように暴れている二人をジーっと見て視線を送るのです。すると二人のどちらかが?感じ取り私を見ると、もうひとりも私も見る!目があったら!私の強いアイコンタクトで二人をロックオン!!ロックオンの状態(ほんの十数秒で行われる)で思いっきり【表情】と【態度】で合図をするのです。

その時の表情って「眉頭に力が入り、眉間にシワがより、目と口元に力が入り」誰にも表情を見られないよう子供たちだけに顔を向け「伝える!」どんなに目にと唇に力が入っていたことか・・・しかも、ゆり首を横に振るのです。その表情と態度は「静かにしなさい!暴れるな!」と言わんばかりの表現!

ボディランゲージを学んだ時に、その頃を振り返り、「確かにあるある~」って納得で笑ってしまいました。長男次男が幼い時期は、まだボディランゲージを学んでいないので「研修で意識した笑顔の表情筋の動きだけは、鏡を見なくてもわかっていました」が、笑顔(幸福)の表情以外、怒っている時などの表情がどうなっているのか?の表情筋の動きの意識まではしていなかったのです。

ボディランゲージ講座や印象・ビジネスマナーの研修で伝えるときも私自身のエピソードを出しますが、その時のシーンを思い出しながら「怒りの表情」を作るので直ぐに怒りの表情を表出できます。

みなさん!にやっていただきたいことがあります!
「怒りの表情」を作りながら、「楽しい感情」になってみてください!結構難しいと思います。
「楽しい表情」しながら「怒りの感情」を出すことできるでしょうか?変になっちゃいますよね。

このように「表情」と「感情」はリンクしているのです。
ところが・・なかなか感情を表に出すことができない!苦手な人も多くいます。そのことについては、リアルまたはリモート講座などでお伝えしていきたいと思います。

まとめ~生き方=心の在り方につながる~

どのような人生(道)を生きてきた=どのような「心の在り方」で過ごしてきたか?が「生き方が表情に表れる」ということに繋がります。

 人生良いことばかりではありません。紆余曲折、山あり谷あり嬉しいこと・悲しいこと・悔しいこと・苦しいことなどの感情や仕事や人間関係でも上手くいったり、上手くいかなかったり、人間不信に陥ったり、様々な出来事の経験を重ねていく中で「どう乗り越えて今があるか?」と切り替えて前向きに考えるタイプ、いつも後悔して、悲しんでばかり、自分に対して、他人に対して、世間・世の中に対して怒っているばかり、思い出しては怒ってばかり、悲しんでばかりの感情の繰り返しだと、その感情が表情に表れ「シワとなって刻み込まれ・顔に刷り込まれる」ことにより、怒っていない・悲しんでいない感情でも、そのような状態の表情になってしまうかもしれません。

今生きている時間を楽しみ、起こる出来事をどのように捉え、日々どのような「心の在り方」で過ごすのか?人と接するのか?で、素敵な表情としてのシワとなり刻み込まれ、穏やかで深みのある人間性に繋がっていくのでしょうね。
結果「生き方(心の在り方)が表情に表れる」ということです。

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